リースバックの仕組みやメリットとは?リバースモーゲージとの違いも解説
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住宅ローンの返済によって生活が苦しくなっている方には、リースバックという方法があります。
住み慣れた自宅での生活はそのままに、まとまった資金を調達することが可能です。
今回は、リースバックの仕組みやメリット、リバースモーゲージとの違いについても解説します。
リースバックとは?その仕組みについて
リースバックとは、住んでいる家を売却し、買主と売却した家の賃貸借契約を結ぶことで、売却後もそのまま売却した家に住み続けることができる仕組みです。
もともとの住宅に住み続けながらまとまった資金が調達できるので、毎月のローンが厳しい方に向いています。
売却後も住み続けることで、ご近所の方には売却したことはわかりません。
リースバックのメリットとデメリットとは
大切にしてきた自宅に住み続けながら、まとまった資金が得られるのがメリットです。
また将来買い戻しができる可能性もあります。
契約時に再売買予約権を付けられれば、住宅ローンを組める子どもなどが買戻しすることもできます。
手放す必要がないので、周囲に売却が知られなくて済むというのも特徴です。
また、リースバックをすると所有権は買主に移ります。
そのため、固定資産税の支払いは不要です。
しかし良いことばかりではありません。
売却金額が相場以下になることが多く、周辺の60〜90%程度になると考えておきましょう。
また家賃も相場より高く設定される可能性が高くなります。
物件によって異なりますが、売却価格の8〜10%程度が家賃の相場です。
周辺相場から決められるのではなく、業者との売買価格に沿って設定されるので周辺相場とは比較できません。
最大のデメリットは、ずっと住み続けられるとは限らないということです。
賃貸借契約を結ぶ際に、定期借家契約を結ぶことが多いのですが、これは再契約が保証されているものではありません。
再契約がされないと住むことができなくなってしまうので注意しましょう。
リースバックとリバースモーゲージの違いとは
不動産を使った資産調達の方法で、リバースモーゲージというものがあります。
リバースモーゲージとは住んでいた自宅を担保にお金を借りる方法です。
お金を借りた方が亡くなった場合や、約束の期限がきた場合に自宅を処分して借りたお金を返します。
今まで住んでいた自宅に住み続けられるという点ではリースバックと同じですが、自宅の所有権が譲渡されるかどうかが大きな違いです。
土地付き建物のみが対象物件となるケースが多く、マンションやアパートは対象外となります。
まとめ
自宅に住みながらまとまった資金を得られるリースバックの仕組みとメリット・デメリットについて解説しました。
リースバックの仕組みや、特徴も把握したうえで利用するか検討しましょう。
同じように不動産を担保にするリバースモーゲージもあるので、条件などを比較し、自分に合った方法を選ぶことが大切です。