空き家を放置する3つのデメリットとは?空き家を売却するコツもご紹介!
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誰も入居していない実家など放置しておくと、犯罪やトラブルに遭遇する確率が高くなることをご存じですか?
さらに、「特定空き家」に該当してしまうと、税金の面でも優遇措置が適用されなくなるので、固定資産税などの金額が高くなってしまいます。
今回の記事では、空き家を放置するデメリットと、古い家を売却するコツを解説しているので参考にしてください。
空き家を放置するデメリット3つとは
空き家を放置する主なデメリットとして、以下の3つがあげられます。
家の老朽化が進んでしまう
空き家は長期間にわたり誰も出入りしていないので、風通しが悪く、カビやシロアリが繁殖しやすい状態です。
カビの胞子が建具の奥まで付着したり、シロアリの侵食被害によって家の老朽化が加速してしまい、不動産としての資産価値を期待できない恐れもあります。
放火や不法侵入のリスクがある
空き家で発生する火災の大部分が第三者による放火ですし、人気がないことを理由に何者かが室内に侵入する可能性も否定できません。
近年では、振り込め詐欺の拠点となる事件も多く、自分が知らない間に犯罪に巻き込まれるリスクもあります。
近隣トラブルに発展することもある
庭木の枝が隣の敷地まで伸びてしまったり、強風が吹いたときに手入れが悪い建具の一部が隣家に飛ぶなどすると、近隣住民からクレームが来る可能性もあります。
また、管理のずさんな家が一軒あるだけで、周囲に建っている住宅の資産価値まで下落してしまうので、不動産の売却を予定している隣地の住民にとっては迷惑な話です。
放置している空き家は税金面でも不利になる
税法により住宅地には減税措置が適用されていますが、「空き家特別法」の対象とみなされると、固定資産税が6倍、都市計画税が3倍に跳ね上がります。
これらの法律に該当しない場合であっても、住まない家に固定資産税などの税金を支払い続けることは、家計にとって不経済といえるでしょう。
放置している空き家を売却するコツとは
築年数が20年未満であれば、現状のまま中古物件として売却できますし、住宅ローンの適用対象となるので売りやすいでしょう。
一方で、築年数が20年以上経過している家は、建物に資産価値がほとんどないと判断されるので、古家付きの物件として土地をメインに売るほうが賢明です。
不動産を取得してから歳月が経過していても、土地の資産価値は変動しにくいため一定の利益を見込めますし、建物のリフォームを実施せずに済むので、費用を掛けずに不必要な家を売却できます。
ただし、建物がボロボロの状態で印象が悪い物件に関しては、家を解体して更地にしたほうが売りやすくなります。
解体工事のほうがリノベーションを実施するよりも費用が安く済み、買主の用途も広がるので売れ残りにくいことがメリットです。
まとめ
遠方にある空き家は管理が行き届かずに放置状態になりがちですが、犯罪や近隣トラブルに遭遇する可能性が高まるために注意が必要です。
また、「特定空き家」に指定されてしまうとさらに重い納税義務が所有者に発生しますから、利用予定のない実家などの売却を検討してみましょう。