親の実家を売るなら仲介?買取?後悔しないための5つの判断基準

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親の実家や相続した空き家を売却するとき、

「仲介で売った方がいいのか、それとも不動産会社に買い取ってもらった方がいいのか」

迷う方は多いと思います。

例えば、不動産会社から、

「仲介なら3,500万円くらいで売れそうです」

「当社で買い取るなら3,000万円です」

と言われたとします。

この場合、

「だったら仲介の方が500万円得ですよね?」

と思うかもしれません。

しかし、実際にはそこまで単純ではありません。

なぜなら、仲介の査定価格と買取価格では、数字の意味そのものが違うからです。

また、売却では価格だけでなく、

時間・手間・売却の見通し・契約条件

なども重要になります。

今回は「親の実家、どうする?」シリーズ第5回として、空き家売却における仲介と買取の違いと、どちらを選ぶか判断するポイントを整理します。


仲介と買取、一番の違いは「誰が買うか」

まず押さえておきたいのが、仲介と買取の仕組みの違いです。

仲介の場合

仲介では、不動産会社そのものが買主になるわけではありません。

不動産会社が、

物件を調査し、

価格を査定し、

広告などで販売活動を行い、

一般の個人や法人などの買主を探します。

つまり、不動産会社は売主と買主の「間に入る」役割です。

買取の場合

一方、買取では、

不動産会社自身が買主になります。

一般市場で購入希望者を探すのではなく、条件がまとまれば不動産会社へ直接売却します。

この違いが、売却価格だけでなく、期間や販売活動の手間などにもつながってきます。


仲介が向いているのは「時間をかけても価格を追求したい」場合

仲介は、一般市場で広く買主を探す方法です。

そのため、

「ある程度時間をかけても、市場での売却価格を追求したい」

という方には検討しやすい方法です。

ただし、仲介で売るときには、ぜひ理解しておいていただきたい3つの価格があります。

1.査定価格

不動産会社が、

「このくらいで売却できそう」

と予測した価格です。

2.売出価格

実際に市場へ物件を出すときの価格です。

査定価格と必ず同じになるわけではありません。

3.成約価格

最終的に買主と条件がまとまり、実際に売買契約が成立した価格です。

この3つは同じ意味ではありません。

例えば、

査定価格が3,500万円だからといって、

必ず3,500万円で成約するとは限りません。

少し高めに売り出して反響を見る場合もあれば、買主との価格交渉によって成約価格が変わることもあります。

つまり、

査定価格=売れることが約束された価格

ではないということです。


買取は「価格以外のメリット」も比較する

一方、買取では一般市場で買主を探す工程がありません。

そのため、仲介と比較すると、

売却スケジュールの見通しを立てやすい

という特徴があります。

例えば、

「相続人同士で○月までに整理したい」

「住み替えの予定が決まっている」

「長期間の販売活動をしたくない」

という場合には、買取が選択肢になってきます。

また、物件や買取会社によっては、

残置物の処分、

建物の修繕、

引渡し条件などについて相談しながら進められる場合があります。

ただし、

「買取なら絶対に荷物を残したままでいい」

「必ずすぐ売れる」

という意味ではありません。

具体的な条件は物件や会社、契約内容によって異なります。

だからこそ買取では、

「いくらで買ってくれるか」だけでなく「どんな条件で買ってくれるのか」

まで確認することが重要です。


買取価格を見る前に、まず「市場での相場感」を知る

例えば突然、

「この家を2,500万円で買い取ります」

と言われたとします。

でも、周辺相場を知らなければ、

2,500万円が高いのか安いのか判断できません。

そこで、買取価格を見る前に確認しておきたいのが市場での相場感です。

判断材料になるのは、

  1. 周辺の実際の成約事例
  2. 現在の不動産市場
  3. 土地・建物の状態
  4. 仲介で売った場合の査定
  5. 買取の場合の提示価格

といった情報です。

ただし、近隣で同じ面積の家が3,500万円で売れていたからといって、自分の実家も必ず同じ価格になるわけではありません。

不動産価格は、

立地、

道路との関係、

土地の形、

築年数、

建物状態、

売却する時期の需要

などによって変わります。

ですので、

相場を知ったうえで、自分の不動産の個別条件を確認する。

この順番が大切です。


「高い査定額=高く売れる」ではない

不動産会社を選ぶとき、特に注意したいのが査定額だけで決めないことです。

例えば3社に査定を依頼して、

A社:3,500万円
B社:3,800万円
C社:4,200万円

だった場合。

どうしても、

「4,200万円のC社が一番高く売ってくれそう」

と感じますよね。

でも、本当に大切なのは、

「なぜ4,200万円という査定になったのか」

です。

査定価格は、不動産会社が考える「売却できそうな価格の予測」です。

高い査定額を提示されたからといって、その金額での成約が保証されているわけではありません。

不動産会社を比較するときは、

査定価格そのものだけではなく、

査定根拠・販売方法・想定する売却期間・売れなかった場合の価格戦略

まで聞いてみてください。

「一番高い数字を出した会社」ではなく、

なぜその価格になるのかをきちんと説明できる会社

を選ぶことが重要です。


「仲介査定3,500万円」と「買取3,000万円」は単純に500万円差ではない

ここは今回、特に知っておいていただきたいところです。

例えば、

仲介査定:3,500万円

買取提示:3,000万円

だったとします。

一見すると500万円差です。

しかし、仲介の3,500万円は、

「このくらいで売れそう」という予測価格。

一方、買取の3,000万円は、

「この価格・条件なら不動産会社が直接購入する」という提示。

数字の性質が違います。

仲介の場合は、そこから、

実際にいくらで成約するのか。

売却までどのくらいかかるのか。

仲介手数料などの費用はいくらかかるのか。

販売期間中の維持費はどのくらいかかるのか。

といった要素があります。

ですから、

「査定額-買取価格=損得」

という比較ではなく、

最終的な手取り額と、時間・手間・条件まで含めて比較する必要があります。


仲介と買取を5つの項目で比較する

仲介と買取で迷ったら、次の5つで比較すると整理しやすくなります。

比較ポイント仲介買取
価格市場で買主を探し、条件が合えば価格を追求できる不動産会社が再販売等の費用やリスクを踏まえて提示
期間買主が見つかる時期は確定しない比較的スケジュールを立てやすい
売却の見通し一般市場で買主を探すため不確定要素がある一般市場で買主を探す工程がない
手間内覧・清掃・販売活動への対応が必要になることがある物件や条件によって負担を抑えられる場合がある
条件一般の買主と価格・引渡しなどを調整不動産会社と残置物・建物状態・引渡し時期などを確認

重要なのは、

どちらに○、どちらに×を付けるかではありません。

自分たちが、

価格を最優先するのか。
時間なのか。
手間なのか。
売却時期の見通しなのか。

によって答えが変わります。


親の実家だからこそ「高く売る」以外の事情もある

一般的に、不動産売却では、

「少しでも高く売りたい」

という希望があります。

もちろん、それは大切です。

ただ、親の実家や相続不動産の場合は、それ以外の事情もあります。

例えば、

「兄弟3人で相続しているので早く整理したい」

「自宅から遠く、何度も内覧対応できない」

「親の荷物が大量に残っている」

「固定資産税や管理費をこれ以上負担したくない」

といったケースです。

こうした場合、

最高値を狙うことだけが、必ずしも家族にとって一番いい売却方法とは限りません。

価格と同じくらい、

時間と負担をどれくらい減らせるか

も判断材料になります。


突然の買取勧誘は、その場で決めない

資料では、空き家売却についてもう一つ重要な注意点が紹介されています。

突然の訪問や電話で、

「今すぐ買います」

「この場で契約すればこの価格です」

などと勧められた場合は、その場で判断せず、一度相場を確認することが大切です。

売却は金額の大きな契約です。

急いでいる事情があったとしても、

一度家族と話し、

市場での相場を確認し、

できれば複数の方法を比較してから判断しましょう。


空き家売却で後悔しないための5つのポイント

今回の内容をまとめると、次の5つです。

  1. 仲介と買取では「誰が買うか」が違うことを理解する
  2. 査定価格・売出価格・成約価格を混同しない
  3. 価格だけでなく、時間・手間・売却の見通し・条件も比較する
  4. 買取価格を見る前に、市場での相場感を確認する
  5. 査定額の高さだけで不動産会社を選ばない

この5つを確認しておくだけでも、

「もっと比較しておけばよかった」

という後悔はかなり減らせると思います。


ChapteRでは「仲介」と「買取」の両方を比較できます

ChapteRでは、墨田区・江東区・台東区を中心に、

仲介による売却

不動産会社による買取

の両方を扱っています。

ですので、

「仲介で売ると決めてから相談する」

「買取で売ると決めてから相談する」

必要はありません。

まず、

仲介ならどのくらいで売れそうなのか。

買取ならどのくらいの価格・条件になるのか。

両方の数字を確認してから、ご家族にとって合う方法を考えていただけます。

「まだどちらがいいか分からない」という段階こそ、ご相談いただければと思います。


動画でも解説しています

今回ご紹介した、

「空き家は仲介で売る?買取で売る?」

というテーマについては、YouTubeでも詳しく解説しています。

動画では、

  • 仲介と買取は何が違う?
  • 仲介が向いているケース
  • 買取が向いているケース
  • 査定価格・売出価格・成約価格の違い
  • なぜ買取前に相場確認が必要なのか
  • 高い査定額だけで会社を選んではいけない理由
  • 仲介と買取を比較する5項目

まで、図を使いながら分かりやすく整理しています。

「親の実家、どうする?」シリーズ第5回

空き家、仲介で売る?買取で売る?売却の判断基準

文章だけでは「査定価格と買取価格の違い」が少しイメージしづらい部分もありますので、ぜひ動画もあわせてご覧ください。


よくある質問(FAQ)

Q1.仲介と買取では、どちらの方が高く売れますか?

仲介は一般市場で買主を探すため、市場で成立する価格を狙える機会があります。一方、買取は不動産会社が直接購入します。どちらが適しているかは価格だけでなく、売却期間や手間、条件なども含めて判断する必要があります。

Q2.仲介の査定額が3,500万円なら、その価格で売れますか?

査定価格は「このくらいで売れそう」という予測です。実際の売出価格や最終的な成約価格とは異なる場合があります。

Q3.買取ならすぐ売れますか?

一般市場で買主を探す工程がないため、比較的スケジュールの見通しを立てやすい方法ですが、物件調査や契約条件の確認は必要です。「必ず即日売却できる」という意味ではありません。

Q4.荷物が残っている実家でも買取してもらえますか?

対応は買取会社や契約条件によって異なります。残置物を残したまま引渡しできる場合もありますが、「買取なら必ずそのままでいい」とは限らないため、事前に確認しましょう。

Q5.高い査定を出した会社にお願いした方がいいですか?

査定額だけで決めるのはおすすめしません。「なぜその価格なのか」という根拠や販売方法、想定期間なども比較することが重要です。

Q6.仲介か買取か決めていなくても相談できますか?

もちろん可能です。むしろ両方の価格・条件を確認してから比較した方が、ご家族に合った方法を選びやすくなります。

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