東京の賃貸「激戦区」はどこ?2026年の部屋探しで知っておきたい現実と対策

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東京で賃貸物件を探している方にとって、最近の部屋探しは以前よりも難しくなっています。

「良さそうな物件を見つけたのに、問い合わせたらもう申込が入っていた」
「内見しようと思っていたら、先に別の人に取られてしまった」
「2月・3月に探せばいいと思っていたら、希望条件に合う物件が少なかった」

このような経験をした方もいるかもしれません。

実際、2026年の賃貸繁忙期に関するイタンジ株式会社の調査では、東京の一部エリアで、物件公開から申込までのスピードが非常に速くなっていることが示されています。

本記事は、イタンジ株式会社が発表した「賃貸繁忙期・激戦区ランキング2026」を参考に、東京で賃貸物件を探している方向けに、2026年の賃貸市場の動きと部屋探しの注意点を分かりやすく整理したものです。

2026年の東京賃貸「激戦区」上位エリア

イタンジ株式会社が発表した「賃貸繁忙期・激戦区ランキング2026」によると、東京の上位エリアは以下の通りです。

順位地域主な周辺駅
1位江東区 亀戸亀戸駅
2位江東区 大島大島駅
3位品川区 南大井大森駅・大森海岸駅・立会川駅
4位新宿区 北新宿大久保駅
5位大田区 蒲田蒲田駅
6位大田区 大森北大森駅・平和島駅
7位豊島区 南大塚大塚駅
8位板橋区 赤塚下赤塚駅・成増駅
9位墨田区 東向島曳舟駅・東向島駅
10位品川区 西五反田五反田駅・不動前駅・大崎広小路駅

ここでいう「激戦区」とは、単に人気がある街という意味ではありません。

今回の調査では、入居申込件数の多さに加えて、物件が公開されてから最初の入居申込が入るまでのスピードも見ています。

つまり、ランキング上位のエリアは「探している人が多い」だけでなく、「良い物件が出るとすぐに申込が入るエリア」と考えると分かりやすいです。

なぜ亀戸・大島・南大井が上位なのか

1位の江東区亀戸は、JR総武線で秋葉原や新宿方面へアクセスしやすく、都心への通勤にも便利なエリアです。大型商業施設や再開発の影響もあり、買い物・食事・日常生活の利便性が高まっています。

2位の江東区大島は、都営新宿線で新宿方面へアクセスしやすく、亀戸にも近い立地です。公園や商店街もあり、都心アクセスと生活環境のバランスを重視する人に選ばれやすいエリアといえます。

3位の品川区南大井は、大森駅・大森海岸駅・立会川駅などが利用でき、品川方面や羽田空港方面へのアクセスが良いエリアです。大井町周辺の開発や生活利便性の高さもあり、単身者からファミリーまで検討されやすい地域です。

ただし、注意したいのは「再開発があるから必ず人気が出た」と単純に言い切れるわけではないことです。

今回のランキングは、あくまでITANDI BB上の入居申込データをもとにしたものです。個別の大型物件の募集時期や、たまたま条件の良い物件が集中した可能性もあります。

そのため、ランキングは「街の人気度そのもの」ではなく、「その時期に賃貸申込が集中し、動きが速かったエリア」として見るのが正確です。

都内の部屋探しは「早い者勝ち」になりやすい

東京の賃貸市場では、条件の良い物件ほど申込が早く入ります。

特に、次のような条件がそろっている物件は動きが早いです。

・駅徒歩10分以内
・築浅またはリフォーム済み
・バストイレ別
・独立洗面台あり
・オートロックあり
・家賃が相場より安い
・初期費用が抑えめ
・都心へのアクセスが良い

このような物件は、多くの人が同じように探しています。

そのため、「とりあえず内見してから考えよう」と思っている間に、他の人が先に申し込んでしまうケースがあります。

もちろん、焦って契約する必要はありません。

しかし、人気エリアで探す場合は、事前に条件を整理しておき、良い物件が出たときにすぐ判断できる準備が必要です。

繁忙期は前倒しになっている

従来、賃貸の繁忙期といえば1月〜3月というイメージが強くありました。

しかし近年は、12月頃から動き出す人も増えています。

理由のひとつとして、大学入試における総合型選抜や学校推薦型選抜の広がりがあります。進学先が早く決まる学生が増えることで、早い時期から部屋探しを始める人が出てきます。

また、引越し費用の高騰や、3月の引越し予約の取りにくさを避けるために、あえて早めに動く人もいます。

その結果、2月・3月に探し始めたときには、人気エリアの良い物件がすでに少なくなっていることがあります。

特に、春から新生活を始める人は、可能であれば前年の11月〜12月頃から情報収集を始めるのがおすすめです。

「内見してから決める」だけでは遅い場合もある

東京の激戦区で部屋を探す場合、内見してからゆっくり考えるスタイルでは間に合わないことがあります。

最近では、内見前に申込を入れる「先行申込」が使われるケースもあります。

先行申込とは、内見前に一度申込を入れて、順番を確保する方法です。その後、実際に内見して問題がなければ契約に進みます。

もちろん、すべての物件で先行申込ができるわけではありません。また、申込後のキャンセル可否やルールは物件・管理会社によって異なります。

そのため、先行申込をする場合は、必ず不動産会社に以下を確認しましょう。

・申込後に内見できるか
・内見後にキャンセルできるか
・キャンセル料は発生するか
・申込時に必要な書類は何か
・審査開始のタイミングはいつか

スピードは大切ですが、ルールを理解せずに申し込むのは危険です。

仲介会社選びも重要になっている

激戦区で部屋探しをする場合、どの不動産会社に相談するかも重要です。

理由は、物件確認や申込対応のスピードが成約に直結するからです。

たとえば、気になる物件があったときに、

「明日、管理会社に確認します」
「空室かどうか分かったら連絡します」

という対応だと、その間に別の人の申込が入る可能性があります。

一方で、リアルタイムに空室状況や申込状況を確認でき、オンラインで申込まで進められる会社であれば、スピード面で有利です。

もちろん、IT化されている会社が必ず良い会社というわけではありません。

しかし、人気エリアで探す場合は、情報確認と申込手続きが早い会社を選ぶことが大切です。

激戦区を避けるという選択も有効

ランキング上位のエリアは、便利で人気がある反面、競争も激しくなります。

競争が激しいエリアでは、家賃交渉が通りにくく、礼金や初期費用も強気に設定されることがあります。

そのため、あえて激戦区の隣駅や少し外側のエリアを狙うのも現実的な選択です。

たとえば、亀戸や大島で条件が合わない場合は、同じ沿線で少し範囲を広げる。蒲田や大森周辺で予算が合わない場合は、隣接エリアや別路線も含めて探す。

このように、駅名や行政区にこだわりすぎず、「通勤時間」「家賃」「生活利便性」のバランスで考えると、選択肢は広がります。

東京で賃貸物件を探す人がやるべき準備

東京で後悔しない部屋探しをするには、物件を探し始める前の準備が大切です。

まず、希望条件を「必須条件」と「できれば条件」に分けましょう。

たとえば、以下のような形です。

分類条件例
必須条件家賃上限、通勤時間、バストイレ別、入居時期
できれば条件築浅、独立洗面台、駅徒歩5分以内、オートロック
妥協できる条件階数、方角、築年数、駅徒歩分数

全部を満たす物件を探すと、家賃が高くなったり、そもそも候補が見つからなかったりします。

特に都内では、「安い・広い・駅近・築浅・設備充実」をすべて満たす物件はおそらくありません。

だからこそ、自分にとって何が本当に必要なのかを整理しておくことが大切です。

まとめ:東京の部屋探しは「早さ」と「柔軟さ」がカギ

2026年の賃貸繁忙期データを見ると、東京では一部エリアで物件の動きが非常に速くなっていることが分かります。

特に、江東区亀戸、江東区大島、品川区南大井などは、利便性や生活環境のバランスが評価され、申込が集中しやすいエリアです。

ただし、ランキング上位のエリアだけが正解ではありません。

大切なのは、自分の生活に合ったエリアと条件を見極めることです。

東京で賃貸物件を探すなら、次のポイントを意識しましょう。

・人気エリアでは判断スピードが重要
・春入居なら前年11月〜12月から準備する
・内見前申込のルールを理解しておく
・リアルタイムで申込対応できる不動産会社を選ぶ
・激戦区にこだわりすぎず、隣駅や別路線も検討する
・希望条件を「必須」と「できれば」に分ける

東京の賃貸市場でお部屋を探すことは、決して簡単ではありません。初めての方はなおさらそう感じるかもしれません。

しかし、早めに準備、条件を整理し、柔軟にエリアを広げれば、自分に合う物件に出会える可能性は十分にあります。

焦って決めるのではなく、でも良い物件が出たときにはすぐ動けるようにしておく。

それが、今の東京で賃貸物件を探すうえで一番大切な考え方です。

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